看護師(在宅)
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ここで働こうと思った決め手は何ですか?
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後藤:
私は、大学で精神科のゼミに所属していて元々が興味のあった分野でした。
転職先を在宅領域で探していて、在宅部門は開始して年数が浅かったので「これから!」という点で魅力的に感じました。あとはホームページ上で拝見した所属医師達が意外と体育会系だったのも決め手ですね...(笑) -
中山:
そうなんですね!私はもともと、災害医療や救急に携わりたいと思っていて、夢の実現に奮闘していました。
そんな中、受講したセミナーを受け...いつしか体と心の懸け橋になれるような看護師になりたいと思うようになりました。
ただ、仕事と子育てを両立していく中で、急性期病院での勤務に限界を感じ、自分のライフスタイルにあった職場を探していた時に、ほっとクリニックは夜勤がなく、自分の目指す「心と体の懸け橋」の一歩になりそうな職場だなと思い応募してみよう!と思いました。
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働きやすいポイントがあれば教えてください。
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後藤:
年齢層が近いスタッフが多く在籍しているのでコミュニケーションが楽です。訪問診療の移動中の車内で音楽を流すのですが、世代が一緒だから懐メロが同じで...。先生によってプレイリストを変えてみたり楽しんでいます。
意外にも先生からのリクエストもあります。もちろん真面目な話もしますが(笑)
あとは休みが異常に多い気が・・・今までで私が経験した勤務先の中で断トツNo.1です!! -
中山:
休み取りやすいですよね。
なんといっても有給休暇100%取得をいつも目指している姿勢と雰囲気が嬉しいです。
夜勤がないこと、残業が少ないこと、長期休みをしっかり取れる事は魅力だと思っています。
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働く上でのやりがいを教えてください。
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中山:
正直、慣れない訪問診療への戸惑いや物足りなさがありましたが、病院では経験ができなかった事...例えば、日々の診療に同行する事で各々の医師による患者さんの見立てや治療アプローチの仕方の違いなど勉強になると思いました。
また、一人の患者さんに関わる中で、自分の所属しているクリニック以外の様々な職種の方と連携する事がとても新鮮でしたね。これが地域連携、チーム医療なんだ!とチームワークの大切さを実感することができます。在宅では、患者さんを取り巻く背景がよくわかり、それを知ることで病院では空想でしかなかったところに踏み込み、より深くかかわることができるため、親身になった対応ができる事がやりがいの一つだと思います。
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後藤:
わかります。病棟勤務との違いはやっぱり本人・家族、支援者達と沢山コミュニケーションを取りながらよりよい状態を目指していく!に在宅の醍醐味があると思っています。何かと拒否的な人を上手に誘導できた時なんかは“ヨッシャ!!”となりますね(笑)
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ここで身についたスキルや経験を教えてください。
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後藤:
まだ日が浅いのでスキルはこれからですが、若年層の患者さんも多くいて、先生の対応などをみながら日々勉強中です。強いて言えばデジタル化が進んでいるクリニックなので、苦手だった機械が前よりは使えるようになった気がします(笑)
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中山:
ここは院内・院外でも関わる職種・人数も多いので、協調性や、自分の価値観や固定概念が大きく変わりました。
患者さんに対してもこれだ!という1つの考えだけでなく、視野を広く持って考えられるようになりましたね。あとは、丁寧な運転スキルが身につきました。
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精神科診療に強いクリニックとしての特徴を教えて下さい。
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後藤:
行政等で勤務したときに、「認知症が進行しすぎ」や「元々が何かしらの精神疾患があるでしょう」という人がとても多く、地域からの目も厳しいんだな...と感じていました。ですので、病院に連れていくことが第一関門。諦めてしまう家族や支援者も沢山いました。
ですが、ここは精神科医師が複数人所属して、初診までのスピードが速い事に驚きました!
だから、この事実をもっとさまざまな方に周知して本人や家族が肩身狭くなく、地域で生活するお手伝いができたら最高だと思っています! -
中山:
私もスピードの違いをもっと世の中に知ってほしいなと感じています。訪問診療というと終末期や看取りが多いと思いますが、ほっとクリニックでは、家から出られないで悩んでいる患者さんを社会に出す手助けを体験できるので、ここもこれから伝えていけたらいいなと思っています。ほっとクリニックの訪問診療は、人生の終わりだけではなく、始まりのお手伝いもできる場所ですね。
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現在、休みは取りやすいですか?
- 取りやすい
- 取りにくい
- こうしてほしい
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後藤:
希望休は通るし、お休み自体が多いので満足です。
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中山:
休みの相談を誰かにすると周りが協力してくれるところがありがたいです。
入職日当日から7日間のリフレッシュ休暇が付与されるというのが驚きました。しかも毎月取得することが推奨されています。夏休みも2週間取得することができて子育てと仕事の両立がしやすいですね。
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休みの日は何をしていますか?
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後藤:
平日は完全に自分の趣味に費やしています。
観劇行ったり、手芸や読書したり...土日もバランスよくお休みなので子どもとひたすら虫捕りしたり...家庭との両立◎ですね♪ -
中山:
私も子どもとの時間に多く使ってますね。
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看護師の1日
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出勤
当日の患者情報収集、物品・検査オーダーをチェック、同行準備
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午前|訪問診療
3人〜5人
施設や家族診療がある日は6人程度です -
昼食
3F休憩室で置き型社食を活用しています
日によって早く昼食を取ることもあります -
移動|情報共有
午前中の患者さんで申し送りが必要な人の情報を入力
片付け、検体提出
医師への報告をしながら患者さん宅へ移動 -
午後|訪問診療
訪問件数 6人(居宅6件、施設0件)
日によって施設に伺うこともあります -
院内へ戻る
片づけ、記録、申し送り、雑務
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帰宅
17:30には仕事を終えます
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ほっとしたエピソードがあれば教えてください。(働いている中で感じたことがあれば教えてください。)
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後藤:
私は3人子どもがいるのですが、末っ子もやっと小学生になったから...と土日・オンコールありの在宅に転職したのですが、蓋を開けてみれば院長はじめとする医師や他のスタッフも小さなお子さんのパパママが大多数いることがわかりました。この瞬間は「ほっ」としましたね。クリニックは子供が小さいと休みづらく働きにくいのでは...?と勝手なイメージがあったので、良い意味で覆されました!
また、院長がアクティブで、看護師にも体育会系がいたのでちょっとしたジムを作ってもらいました!使うのが楽しみです。
今後は部活動も始動させる予定で...この年でまた部活に所属するとは(笑)
でも仕事の延長上に楽しみがあるのでワクワクしています♪ -
中山:
スタッフ同士の関わりの中で「ほっ」とすることも多いですよね。
私は独居でなんとか生活している患者さんが、変わらず生活できている時にほっとしたり、ターミナルに患者さんが亡くなった時に、病院では信じられないほど安らかで綺麗なお顏を見られた時や、ご家族が死を受け入れ満足した表情だった時に、よかった・・・と心からほっとしました。
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未来の後輩へメッセージ
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後藤:
経験が多くて人も多いので、刺激が多い職場だと思います。私が入職時に感じていた「子どもと仕事の両立」という点では、子供が小さくても大丈夫ですよ!と伝えたいですね。
ここは、パパママだらけで、本当の意味でのお互い様が成り立つ職場です。両立するには、定時でピタッと帰ることが不可欠なので、どうしたら全員が定時で帰れるのか活発に意見交換ができますし。まだ発展途上の段階なので、一緒に新しい形をつくっていきたい人は歓迎ですね。 -
中山:
私からもお伝えすると、協調性のある人や穏やかな人、明るく前向きな人、人の意見に耳を傾けられる人はほっとに向いていると思います!
家に閉じこもってなかなか社会になじめない人たちが、その人らしく生活できるように一緒に手助けしていきましょう。
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医師の秘書としての役目
在宅時には、看護師業務だけでなく、医師への情報伝達役も担うため、業務時に気をつけていることなどを語り合った。
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後藤:
カルテに記載していることは見ればわかりますが、一言一句を記載している訳ではないので、経緯など文字だけで伝わらない部分を医師に伝えています。患者さんの病状だけでなく、患者さんを取り巻く支援者達の情報共有も大切にしています。相手が医師だと緊張してしまうという方もまだ多くいますので、ちょっとした事を話しやすいように声掛けを意識しています。
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中山:
情報が途切れないように連携体制は必須ですよね。あとは各医師がどのような見解でそう判断したのか、またその見解にいたる経緯まで、カルテには載せていない医師の考えを、次の人へ伝える時に間違いないよう伝えるように心がけています。
バトンをつないでいく役目もあるので、つないだ情報を看護師内で情報を共有し、それぞれの科での特記事項を報告できるようにしています。また、チーム制で、ハイリスクの患者さんに対して担当制とすることで、患者さんの症状や状況を認識し、対応しやすいようにしているので、適切な対応が早くできていると思います。
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オンコールの体制について
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後藤:
現在は週1日程度でバランスよく入っています。電話なので顔が見えない分、話し方などには特に注意を払っています。ごく稀に出動もありますが、基本的には電話対応なので負担は少ないと思いますね。オンコールにどうしても対応できない時は看護師同士で調整ができるので、これまでに困ったということはありません。
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中山:
私もコールは多くないのでそんなに負担になっていないですね。
後藤さんと同じようにオンコール時には丁寧な対応と情報収集を心がけています。
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